人生を楽にする、中道という考え方(理想と現実)

中道という言葉をご存知でしょうか?中道は仏教における“悟り”の一種です。ストレスにまみれた現代社会において中道は重要な考えと思います。私自身ストレスに押しつぶされそうな時はこの考え方を思い出し、気を楽にすることがあります。メンタルヘルスの自己回復の手段として中道を知っておいて損は無いと思います。

中道とは

中道をかなり噛み砕いて説明しますと、両極端なものの間でバランスの良い場所に身を置くことです。私は普段生活する上で哲学は自分の都合の良いように解釈する派です。その方が自分のストレスケアをしやすいためです。正確な捉え方はそれこそ悟りを開かなければわからないものですので、これも中道の考えに近いと思います。

ここからは私の実戦例です。私が良く考える両極端なものは以下の2つです。

  • 理想と現実
  • 現在と遠い未来

今回は理想と現実についてご説明させていただきたいと思います。現在と遠い未来については別記事で紹介致します。

現実と理想

自分の今置かれている環境と、理想的な環境。これを両極端なものととらえます。真面目に100%理想的なものを目指すと、細かいところにまで気を配らなければならないので、気疲れしストレスフルな状態に陥ってしまいます。理想を追い求めること自体は良いことだと思いますが、地に足ついた計画でないと途中で力尽きます。あれもこれもと何でも頑張りすぎることを否定しませんが心身を壊しては身も蓋もありません。

私の考え方事例

私自身、仕事では良い成果を残そうとあれもこれもとやらなければならない・報告しなければならないと沢山考えてしまいます。そしてそれがスムーズに進まなければストレスは溜まる。正直気が滅入った回数は数えきれません。

今私の仕事上のストレスを減らす手段、つまり“中道”はまず落としどころを考える。そしてそこから一歩引く、妥協することです。

私の会社では上司に相談する際に、“落としどころは?”とよく聞かれます。落としどころを考えながら仕事を進めることは良いことだと思います。予め落としどころ(ゴール)を決めておくことで、仕事の段取りを決めることができるからです。

私はその“落としどころ”を答える際に一歩妥協して自分の考える理想の70〜80%くらいの答えを答えるようにしてます。あえて理想から妥協しても意外とスムーズに相手が納得することに気づいたからです。

これは皆仕事を進める上での“ストーリー”を大事にしているからだと思います。“ストーリー”さえ矛盾なく立てておけば手を抜いていると気付かれにくいです。これが私の仕事上での中道となっています。もちろん、自分がやりたいと思ったこと、やりがいのありそうなことは100%の答えを出すようにしています笑 ただ会社の仕事でやりがいのある仕事に出会うことは少ないので、このようにしています。長く続けるコツのようなものですね。

実際、自分が考えた落としどころから一歩引いたところを目指せばちょっと気持ちも楽になります。登山中に中腹で引き返すようなものです。

ただ相手を納得させるストーリーだけは良く考える必要があります。相手の返答を予想しポイントは絞っておくことが大事です。ナマケモノのように動きは最小限にしたいですからね笑

最後に

中道は瞑想などの修行にも使われているほど、奥が深いです。正直中道に出会って日は浅いです。だからこそ実践的に考えを深め、中道をよく知りたいとそう思います。大昔の仏教の哲学者が残した中道、これを気に興味を持って頂ければ幸いです。

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